薄毛や毛髪に関する記事を、インターネットやテレビのCMを見ていて毎日見かけない日はないと言っても過言ではないかもしれません。その中で、よく耳にする『発毛』と『育毛』という言葉ですが、この二つの言葉は一体どのような違いがあるのでしょうか？
一般的に髪に悩みを持たれている方は、それぞれ髪の悩みの元となる理由をお持ちのはずです。例えば、周囲からの視線が気になる、家族からの指摘を受けた、髪が薄いせいで老けて見られ損しているなど、それぞれあると思います。現在、多数ある薄毛治療専門のクリニックでは、内服薬や医療機器を使った専門的な治療が盛んに行われています。
基本的に医療機関で治療として行っている内容は、薄毛の原因となっている悪玉と言われる男性ホルモンを抑え込み、異常になっている髪の毛のサイクルを正常に戻してあげるものと考えればいいでしょう。実際に、半年から一年くらい通院をしていると、写真でも変化がわかるくらいに髪が生えてくるとの事です。まさに地肌が見えやすくなっていた部分に自分自身の毛髪が生えてくるわけですから、『発毛』と言えるでしょう。
では、それに対して民間の企業が運営をしているサロンではどうでしょう。
医療機関と同じように初めての来院の際には、現在の状態に対してのカウンセリングにおいて、本人がどのようになりたいかなどの話がされます。その後、どれくらいの期間をかけて、改善のためのプランを行っていくかになるわけですが、ここで先ほど述べたクリニックと異なってくるのは、実際にサロンで行われる内容です。サロンによって、内容は異なる様ですが、マッサージチェアのような椅子に横なった状態で頭皮をマッサージしていく方法があったり、毛穴や頭皮の脂を綺麗に落とすための洗髪を、専門スタッフが行ったり、薬が処方されることはない様ですが、幾種類かのサプリメントがサロンから出されたりというのがある様です。どちらかというとこの場合、頭皮の血行を良くしたり綺麗で生活な状態に保ったりというイメージが強い気がします。これは『育毛』に近いのではないでしょうか。
私の個人的な意見ですが、『育毛』とは元気で健康な髪の毛が生えてくるように、その土台となる畑のような環境を整える様なものであって、『発毛』とは現在の状態に対して積極的にアプローチしていき改善を図る攻めの方法の様な感じを受けます。
皆さんはどのようにお考えでしょうか？